性癖としての噛む

前回、調教での噛むという行為について書いていきました。
被虐願望:噛まれたい

しかし、彼氏や彼女がセックス中に噛んでくるという経験をした方もいるかと思います。
つまり、パートナーの体を噛むという行為を調教でなくとも行う人がいるということです。
これは性癖としての噛み癖になります。

今回は調教との違いを確認する意味で性癖としてパートナーの体を噛む人の心理について書いていきます。


噛む性癖

噛む性癖がある人の4つの心理

  • 1.甘えている
  • 2.自分から相手への愛情の強さ
  • 3.相手から自分への愛情の確認
  • 4.猟奇的な一面の発露

1.甘えている

相手に甘えたいという心理ですが2つの理由に分けられます。
一つは自分のことを認識してほしい、自分のことを見て欲しいという心理からの行動。
もう一つは口唇欲求によるものです。
「自分のことを認識してほしい、自分のことを見て欲しいという心理」は噛むことによる刺激を相手に与えることで自分に注目してもらおうとする状態です。
「口唇欲求」は赤ん坊が母親の乳房を咥えることで安堵を得ることと同じ意味があります。
口に何かを入れることで安堵を得る状態で、これを引きずっているとタバコなどの口に関する行為への依存が起こりやすいというものです。
噛むという行為に関して言うと、相手の乳房や指を咥えるだけでは足りずに強く相手の体を噛むことで安堵を得ようとする心理が働いています。


2.自分から相手への愛情の強さ

「自分がどれだけ相手のことを好きか」という気持ちを噛む強さで表現しようとする心理が働いています。
噛み痕を残すことでそれが相手に残る愛情の証というマーキング的意味合いも含んでいる。
噛むことで相手に痛みを与え、その痛みの大きさで自分の愛情を感じて欲しいというある種の歪んだ愛情表現ともいえます。
愛情表現としての苦痛を選んでいるので、DV(ドメスティックバイオレンス)などに発展する可能性もあり、注意が必要です。


3.相手から自分への愛情の確認

「相手が自分のことをどれだけ好きか」という気持ちを噛むことで試す心理が働いています。
自分がこれだけ強く噛んで痛みを与えているのに相手が許してくれる。
こんなことをしても相手が怒らないのは自分への愛情が強いからだ。
などの意味で相手からの愛情を確認するために噛むという行為をおこなっています。
許される=自分のことが好き・許さない=自分のことが嫌い
という考えを持っている可能性があるため、噛まれることが嫌であるならばしっかりと話し合いを行うことをオススメします。


4.猟奇的な一面の発露

「体を噛むことで痛がっている相手の反応を見て性的興奮を感じたい」という心理が働いています。
最も注意が必要なタイプです。
サディスティックと表現するか迷ったのですが、ここでは猟奇的と表現させてもらいます。
なぜかというと、サディズムの中には、
嗜虐的な行為を行うことで相手が恐怖心や苦痛を得ることに性的満足をする
嗜虐的な行為を行うことで相手が興奮・快感・満足感などを得ることに性的満足をする
という2種類があります。
前者は猟奇的なサディズム、後者は俗にいうサービスのSに近いものです。
相手のことを気遣うことのないこのタイプの場合、「2.自分から相手への愛情の強さ」以上に日常的DVへの変化をする可能性があるので特に注意をして下さい。


補足.噛まれることが好きな女性の心理

噛む性癖について書いてきましたが、同じように噛まれることが好きという女性もいます。
噛まれることが好きな女性の多くは、自信がなく不安になりやすいという特徴があります。
その例として、噛まれることが好きな女性何名かと話した際に共通していた意見が、
「噛まれていると相手が自分のことを必要としてくれてると感じる」
「噛まれている痛みで強く相手のことを認識できる」
「噛まれる痛みで自分はここにいるんだっていうのがはっきり分かる」
というものでした。

これは、
「噛まれることで自分を噛んでくるくらい相手が自分のことを好きだと思える」
「価値を感じていないので自分の存在が希薄だが痛みによって自分を確認することができる」
という心理が働いているからです。




以上、噛む性癖がある人の4つの心理になります。
調教とは微妙に違い、愛情としての意味合いが強くなっていますが同じように注意しなくてはいけないこともあります。
噛む側は相手のことを考える
噛まれる側は嫌な場合に拒否を示す

そしてなによりもしっかりと話し合いをするということです。
好意からといっても過剰な行動はマイナス方面に働くことが多くありますが、お互いの関係のプラスに向くよう調整していくことは充分に可能ですので噛み癖に悩んでいるようであれば話し合ってみるのもと思います。

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