フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(Fifty Shades of Grey

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ


SM官能小説として、マミーポルノ(ポルノ小説のジャンル。同作が主に30~40代を中心とした子供のいる女性の間で人気が高く、こう呼ばれている)という新たなジャンルを作り出した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。

その原作となる小説を読み終えましたので、今回は主従関係や調教に関わる者としての感想書いていきます。


※未読の方にとってはネタバレになる可能性があるのでご注意下さい。








最初に結論を言うと、

女性の心がキュンキュンするような恋愛小説

これが感想です。




読み進めていく中で、男性側の表情や心理描写には非常に共感・納得できました。
ただし、女性側の心理描写と行為における空気感が軽いなと感じることが多かったです。

だからこそ"官能"という言葉を前面に押し出しているのがダメなのでは?

終始女性側の心境が「私は嫌だったけど彼がしたいっていうからしてみたらすごい良かったの」的なありがちな形だったのがなんとも。

SMとしての調教内容は人によりけりですが、軽いプレイとしてではなく意味をもってSMを行ったことがある人は疑問に思うことが多いのではと思いましたね。




内容自体は、「支配することを望む男性との恋愛劇」というイメージ。

男性と女性の遊び心に富んだ駆け引きのようなメールのやり取りは微笑ましく読むことができました。


自分が男だからかはわかりませんが、長文メールを送って訴えかける部分にはすごく共感。


良くも悪くも普通ではないことをする以上、そこには知ってもらい納得して選択してもらう必要がある。

そして相手を求めているからこそ必死になって伝える。


これを表現できていたことはすごく良かったです。



  • 出会えることのないセレブな男性との出会い
  • 惹かれてしまった男性が悪い男(アブノーマルな嗜好を持っている)にも関わらず好意を抑えきれない
  • 今までの人生では考えれなかったSMというアブノーマルな行為に惹かれていってしまう自分の葛藤
  • アブノーマルを経験し、今までに知らなかった自分の新しい一面を知って深く入り込もうとしてしまう
このように女性達にとって叶えたいけれど叶えることができていないある種の夢を表現した作品でした。


ちなみに。
さよなら、ベイビー とメールで使っていたあたりで出た著作権のマーク(コピーライト)をクリスチャンの弟が最初に使ってただろうってアナが指摘をしたあとに、
クリスチャンが「さよなら、ベイビー¥³¥Ô¡¼¥é¥¤¥È」と自分の著作権を主張したってことが妙にツボでした。



普通の恋愛小説だと思って読めばもっといい評価を加えれたのにな。という残念な気持ちがありますがSMの取っ掛かりとしては入りやすい内容かと思います。
興味があれば映画版でもいいので一度見てみてはいかがでしょう。




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